親が勝つことに熱くならないことが一番!


私には息子がいます。「熱血コーチの子供はサッカー上手になるのでしょうねえ一。」と よく言われます。自分の子供だからこそ、上手くなるわけないじゃん。そう心から思って います。ヴィヴァイオをつくる前も、多くの選手や保護者を見てきました。子供に自分の 夢を託している保護者、先回りして子供が壁に当たらないように手助けしてしまう保護 者、可愛がりすぎて子供を自立させることができない保護者、僕もこんな親になりたいな あ一と感じるような保護者。いろいろです。ヴィヴァイオでは、保護者の方々に応援の 際に幾つか注意してもらっていることがあります。

@試合中に大声で次のプレーを指示しないでほしい。
A子供を呼んでプレーの指示をしないでほしい。
B相手が良いプレーをしたら上手いと思えるようなゆとりを持ってほしい。
C勝つことを保護者が目指さないでほしい。
D子供の成長をしっかりと感じてほしい。

決して声を出して応援してはいけないと言うことではありません。@については、サッカ ーは自分が状況判断をしてプレーすることが上の年代に行けば行くほど要求されま す。キーパーが出ているからシュートしろというような外野からの指示でシュートが決ま って勝ったからと言って上につながるものではないということなのです。Aについては、 他チームで子供を自分の所に呼びっけて指示をされている方もいます。この年代、多 くのコーチがいろいろなことを言われて消化できるものではありません。親の呪縛から 解き、コーチと確認したことに対して伸び伸びと挑戦する必要があると感じています。B CDについては共通することがあります。ほぽどのチームもできないと言って過言では ないと思います。勝負事ですから勝つこともあるし負けることもある。相手の上手なプレ ーを上手だと評価できないのは、それだけ保護者が勝負にこだわっているからで、冷 静に物事を見られなくなっている証拠です。勝つことを目指せぱ、他の大切なことが見 えなくなるものなのです。子供達が自立していく大切な時期に、水分を用意し、タオル を用意し、荷物を持ってあげて、勝つために親が動くことがどれだけマイナスになるの かを感じるのは、中学・高校年代になって手痛いしっぺ返しが来た時なのです。保護 者が勝つことに一生懸命になれぱなるほど、自分の息子のプレーを冷静に見られなく なります。負けている試合はなおさらです。今まで何度も警告していますが、多くの子 供達は高校年代までにサッカーを辞めてしまったり、続けていても直向きにサッカーに 取り組めなくなったりしていきます。それは、ジュニア年代の指導の弊害・サッカーに取 り組む環境・興味関心の広がりなどさまざまな要因が考えられますが、今これを読んで 頂いている貴方の息子さんも、サッカーを辞めているかもしれないのです。今上手い・ 上手くない関係ないのです。選抜であろうと無かろうと。保護者がこの通信の題名でも ある、子供にとって良きサポーターになってほしいと心から願っています。県のホーム ページを見ると、力の入った保護者からの書き込みが目につきます。いろいろな書き 込みをされている方がいますが、ずっとそのような熱い想いで子供達のサッカー環境 改善を目指してほしいものです。自分の子供が違うステージに行けば、またそこで力を 入れ、地域・県・関東・日本と枠組みの視野を広げてみたら自分の子供の実力に気が つきサッカーに見切りがついたら急におとなしくなるようなことなく、ずっと熱い想いで頑 張ってほしいと願うばかりです。耳の痛い話や、関係ないと思われる話もあるかもしれま せんが、今までの先輩達を見てきて、家庭のサポートとジュニア年代の指導は最も大 切なことと感じているからこその警告なのです。

                                    (熱血)